Linuxのデスクトップ環境を整えた
Mac miniにArchLinuxをインストールして、デスクトップ環境を整えた。 このマシンにはすでにmacOS High SierraとWindows 10がインストールされているため、これでMac, Win, Linuxの三大OSが一つのマシンに入ったことになる。そのへんにころがってるバイナリ何でも実行できそうで強みがありよい。
なぜLinuxをインストールしたかというと、フォントレンダリングが比較的まともで、なおかつ軽量なデスクトップ環境が欲しかったから。 Windowsはそこそこ軽いがHiDPIでない環境ではフォントレンダリングが御世辞にもいいとは言えないし(MacType?あれはインストールしたらログオンできずWindowsごと再インストールするハメになったのでだめ)、macOSは少なくともHDDに入れて使う物ではない。 かといってmacOSがないとiOSアプリ開発はできないし、Windowsがないとできないゲームはいまだにたくさんある。 のでどちらも両立しつつLinuxをインストールする必要があった。 変にインストーラーに頼ると逆に既存の環境をぶっこわされそうで怖かったのと(お前の頭はインストーラーに比べてどうなんだ感はある)、AURの力を借りたかったのと、ソフトウェアは最新が大好きな人なので、ArchLinuxを選択した。
ブートローダー
MacにLinuxを入れる際、ブートローダーをどうするかというのがあって、いろいろ方法はあるのだけれど、今回は/bootをHFS+で作成し、そこにMacに都合のいいファイルを配置する方法でなんとかした。
おかげで/dev/sdaXが8まで行ってしまったがまあ気にしない気にしない。
やーいおまえんちのぱそこんのパーティションズタズタ〜〜 pic.twitter.com/gJ74f9qYdO
— りんすき (@428rinsuki) 2017年11月28日
日本語入力(SKK)
私はパソコンで日本語を入力する際はだいたいいつでもSKKを使っているので、LinuxでももちろんSKKが利用したかった。 とりあえずibus-skkを勧められたのでそれをインストールしたのだが、私はSKKを使っているくせに英数入力とひらがな入力の切り替えは無変換キーと変換キーでやりたい謎の宗派であり、なおかつibus-skkだとその設定ができないよう(hiragana.json, latin.jsonでの変換キーと無変換キーの表し方について · Issue #53 · ueno/ibus-skk)なので、他のSKKが使えるIMを探していたところ、uimと出会った。以前mac-uimでお世話になったが、こんなところで再開するとは思ってもみなかった。
だがしかし、uim-skkもいろいろつらいポイントがあって、まずuimのskkは辞書を一ファイルしか登録できないつらい仕様だった。 私はだいたい標準の辞書にプラスでアイドルマスター シンデレラガールズの辞書などを利用しているのだけれど、これがないとそういう話をするときにつらい。 仕方がないので、次のようなワンライナーのシェルスクリプトを書いて、build.shとして設置した。
find jisyo/ -type f | xargs -n1 nkf -e | skkdic-expr2 /dev/stdin > SKK-JISYO.build
やっていることは、
だけ。
また、uim-skkは辞書を何としてもEUC-JPとして読みこもうとするっぽいのでその点も注意が必要(内部コードがEUC-JPらしい)。
さらに、uim-skkが認識している辞書を更新させるのにも手惑った。 とりあえず今はログアウトしてから再度ログインすると反映されるっぽいのでそれでやりくりしているが、build.shから辞書を再読み込みさせたいところ。
その他デスクトップ環境
DEにはXfce4、DMにはlightdm(lightdm-gtk-greeter)を選択した。
ブラウザ等は他のOSと変わらずFirefox(ブラウザ)、Thuderbird(メーラー)、VScode(エディタ)。
追記: Firefoxはfirefox-i18n-ja
を入れないとUIが日本語にならないので注意
TODO
- フォントが細いのでもうちょっと太ってもらう
- mikutterプラグインを作る
- まともなテーマを探す
- lightdmの背景を変える
- 同じくデスクトップの背景も変える(あんまり見えないけど)