PS4のRTMP横取りはどの配信先がいいのか

PS4には「ゲームプレイをブロードキャストする」という機能があり、その名の通りゲームプレイをブロードキャストできる。ブロードキャスト先として選べるのは次の3つ。

(2020年8月18日、FW7.51現在)

さて、この配信は普通にRTMPで行われているので、PS4RTMPの接続を横取りして1そのストリームを全然別のところに流したり、録画したり、あるいはオーバーレイを重ねて配信することができる。

キャプボ使えばいいじゃん、と思うかもしれないが、この方法にはいくつかの利点がある。

  • キャプボがいらない
  • 通知が隠れる (トロフィー通知まで隠れてしまうのは難点だが)
  • ゲーム側の配信禁止区域がそのまま反映される

また、配信先のストリームを取る方法と比べても、以下の利点がある。

  • 配信先での再エンコードを回避できるので画質が(ちょっとだけ)上
  • 遅延が少ない (別の場所に再配信する場合)

これだけ見ると VTuber 等にとっては魅力的かもしれない (配信禁止区域が自動的に隠れるので怒られる可能性が減り、オーバーレイでアバターを映すことができ、センシティブな通知が出る可能性も少なくできる)。とはいえ RTMP 横取りという手法を使って大々的に配信していいのか(特に企業勢)という問題はあるが。まあCFWじゃないし別に…という気はする。

ともかく、3つあるサービスのうち、どれが一番ビットレートが良いのか、fpsが高いのか、という点について調べてみたのでここに書いておく。

ちなみに使用したのは初期型の(一番デザインがかっこいい)PS4。ネットへの接続はLANケーブルで、配信に使ったゲームは最近流行りの Fall Guys 。

PS4 Proや後期型だとまた変わるかもしれないのであくまで参考程度に。

結論

配信先別解説

Twitch

一番手軽で副作用がない(他サービスの副作用については後述)。

720p の 60fps が出る。ビットレートはだいたい 3500kbps ぐらい。

ニコニコ生放送

720p で 30fps しか出ない。が、ビットレートは最も高く 6000kbps ギリ行かないぐらい。

以下の課題がある。

  • 1枠あたり最大6時間の制限
    • まあそんなに連続してやることがあるかと言われると微妙だが…
  • ニコ生の枠が公開で勝手に取られる
    • 事前にPCでコミュ限の枠を取っておいてからPS4で配信を開始すればコミュ限で配信できるかも
      • PS4 側での配信開始の際にPCで取った枠を閉じさせられたのでこの技は恐らく使えない

検証はニコニコのプレミアムアカウントで行ったので、一般会員だとまた違うかもしれない (そもそも一般会員でできたっけ?)

YouTube Live

720p の 60fps が出る。ビットレートは 4000kbps ぐらい (Twitchよりちょっと高い)。

以下の課題がある。

  • YouTubeのサーバー宛にちゃんと配信しないと30秒で(PS4から)切られる
    • YouTubeのサーバーにちゃんと繋いだらできるのかはまだ未検証 (あとでやる)
  • YouTubeのサーバー宛に配信しようにも、ストリームキーが配信開始の度に毎回変わるので、ストリームキーを何らかの方法で自動で検知して配信しないといけない
    • node-media-server とかででっちあげればできそうではある

おまけ: この手法の難点について

  • RTMP を横取りできる環境を整える必要がある
  • 自分で RTMP サーバーを立てる必要がある
    • とはいえちょっとしたのなら簡単に立てられるが

  1. その方法はここでは書かないので自分で頑張って調べてください。たぶんおうちに Linux マシン or 高い(高機能な)ルーターが必要。接続先IPアドレスでひっかける方法と接続元IPアドレスでひっかける方法があって、後者のほうが他マシンに影響出にくいのでおすすめ。YouTube宛では恐らく後者必須。